受験には暗記力が欠かせませんが、暗記にもコツがあります。
ところで、暗記は「何回も書いて覚える」と思っていませんか?
または、実際に何回も書いて覚えていませんか?
残念ながら、それは間違いです。何度も書くと、脳は「1回1回の記述は大切ではない」と認識します。そもそも、何度も同じことを書くと「集中力が下がる」のが普通です。
そこで私は、「ステップ法」をお勧めしています。
「ステップ法」とは、どんなものか、次のような暗記法です。
まず、1を集中して覚えたら、次は2を覚えます。次に、1、2の記憶内容を目をつぶって「声に出し」ます。
言えたら、3を覚えます。次に、1、2、3の記憶内容を目をつぶって「声に出し」て復唱します。次は4を覚え、1、2、3、4を目をつぶって「声に出し」ます。そして最後に「声に出し」ながら、1度だけ書きます。その後答え合わせをします。
これらをすらすらできるようになるまで繰り返すと記憶に定着しやすくなります。